『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』を見てきました。
花楓の一件を乗り越えての本作ですが、つい見落としてしまいそうな部分にフォーカスを当てる内容でした。言及されることはあっても、母親に関係する問題がメインに扱われることは無かったように記憶しています。物理的且つ心理的な距離があったからこそ、花楓が前進したことで表出することになったのでしょう。
人間は良くも悪くも変化を嫌う生き物ですから、本来あるべきでない状況が日常になっているとしても、そのままのあるべきでない日常を過ごしてしまい、変化を強制された際にはランドセルガールの夢を見てしまいたくなるのだと、深く考えさせられるのでした。
それにしても、病院での台詞はとても良かったですね。「家族だ」ではなく「家族になった」ですから、とても感慨深いものです。
さて、最後に大学生編の告知が出ていました。楽しみですね。